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2025.01.31 緑茶やコーヒーの認知症予防効果
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緑茶やコーヒーには認知機能低下の予防効果があることが報告されているが、認知機能に対する長期的な影響は、よくわかっていなかった。そこで慶應義塾大学では中年期における緑茶やコーヒーの摂取が認知症予防に及ぼす影響を調査した。
その結果、
・毎日2〜3杯の緑茶を摂取した人は、認知機能低下リスクの有意な減少が認められた。
・4杯以上の緑茶の摂取により、統計学的に有意な差は消失した。
・緑茶による認知機能保護効果は、とくに男性で確認された。
・高齢者(1995年時点の平均年齢:53歳以上)では、毎日1杯以上のコーヒー摂取により認知機能低下リスクの有意な減少が確認された。
報告では、中年期における適度な緑茶摂取は、とくに男性において、認知症予防に有効である可能性が示唆された。また、コーヒーによる認知症予防効果は、高齢者においてより有益であろうと結論付けている。(出典:ケアネット)
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緑茶やコーヒーには認知機能低下の予防効果があることが報告されているが、認知機能に対する長期的な影響は、よくわかっていなかった。そこで慶應義塾大学では中年期における緑茶やコーヒーの摂取が認知症予防に及ぼす影響を調査した。
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2025.01.25 アレルギー性鼻炎が始まっています。
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春、桜前線よりいち早く訪れるスギ花粉前線。花粉症の中でもスギ花粉症は、現在、日本の国民病と言われるくらいの猛威で、お正月が明けて間もないのに、早くも悩まされている人達が増えています。症状が出ると、外出もままならず、日常生活、仕事 などにも支障をきたしています。
かつては、20〜30歳代の成人の疾患と考えられていましたが、現在は、発症が若年化し、特に小児の花粉症が増えて問題になっています。花粉症は、一度かかると毎年症状が出る上に自然に治癒しにくいので、低年齢から中高年まで広範囲に広がっています。
すべての花粉が花粉症の原因となりますが、特にスギ、ヒノキ、シラカンバ、ハンノキ、ヨモギなどは飛散花粉数が著しく増加しています。さらに、地球温暖化の影響も受け、飛散花粉が年々増加するとともに、患者数も増える一方です。
花粉症か否かの診断は、血液検査や皮膚テストなどで簡単に検査ができますので、自己判断せずに早めに医療機関に行きましょう。
主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりですが、眼の症状(かゆみ、涙、充血)も含めたものが、もっともよく見られます。
花粉が飛ぶ前から予防的に薬を服用すると症状を抑える高い効果が期待できますが、その反面、症状が進んでしまうとつらい喘息症状まで出ることがあります。花粉症は、予防と早めの治療が大切です。
予防は花粉回避が第1です。飛散量が大量なスギ花粉を浴びないようにするのは大変難しいことですが、花粉飛散情報を参考にして、風の強い日は外出を避けるとか、外出の際には、マスクや帽子、メガネ(ゴーグル)などの花粉グッズを使用します。帰宅したら、手洗い、うがい、眼や顔を洗いましょう。(出典:日本医師会)
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春、桜前線よりいち早く訪れるスギ花粉前線。花粉症の中でもスギ花粉症は、現在、日本の国民病と言われるくらいの猛威で、お正月が明けて間もないのに、早くも悩まされている人達が増えています。症状が出ると、外出もままならず、日常生活、仕事 などにも支障をきたしています。
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2025.01.03 高齢者の健康法―鍵は「食、動、楽」にあり。
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高齢者の健康を支える鍵は身近な生活習慣のなかの「食、動、楽」にあります。
「食」
高齢になると食欲が低下し、カロリーや栄養素(特に肉、魚、豆類などのタンパク質)の摂取が不十分になり、その結果、体力、筋力、意欲が低下し、感染症に対する抵抗力が低下します。朝食、昼食、夕食の三食をしっかり摂り、減塩食にし、野菜を十分に摂取することを
心がけましょう。
「動」
普段からきちんとした運動で体力を高めることが心血管疾患のリスクを低くします。また座位時間を短くすることも大切です。30分の座位ごとのに1分の軽い歩行をすることで、血圧も血糖値も、座位を続けているときよりも明らかに低下します。大切な事はこまめに体を動かすことです。
「楽」
残りの人生を明るく豊かにするためには楽しいことを優先して実行するようにしましょう。避けられない嫌いなことも面白がってするようにしましょう。そして物事を楽観的にとらえて、明るく振舞うようにします。そうすれば自律神経が安定して体調が良好に保たれるようになります。(出典:日本医師会)
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高齢者の健康を支える鍵は身近な生活習慣のなかの「食、動、楽」にあります。
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2024.12.22 冬場に気を付けたい食中毒(ノロウイルス)
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ノロウイルスによる食中毒は11月から増加し、1-2月に多くなると国立感染症研究所から報告されています。
ノロウイルスは加熱により死滅しますが、牡蠣などの2枚貝等、汚染された食材を十分に加熱しないで食べると感染する恐れがあります。
主な症状は腹痛、嘔吐、下痢です。家族内で感染を広げないために、胃腸炎の方を介抱した後は必ず手を洗うことを励行してください。またノロウイルスにアルコールでは対応できませんので、吐物、糞便、便座の消毒には次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした塩素系漂白剤を用いる必要があります。(出典:日本医師会)
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ノロウイルスによる食中毒は11月から増加し、1-2月に多くなると国立感染症研究所から報告されています。
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2024.12.12 善玉コレステロールと悪玉コレステロール
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コレステロールは脂質の一つで、細胞膜やホルモンなどの原料となります。そもそもコレステロールという物質そのものには善悪はありませんが、一般的に、LDLコレステロール値が高い場合には心疾患による死亡や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患の発症が増加し(悪い)、逆にHDLコレステロール値が高い場合にその発症が減少する(善い)ことから、悪くするもの、善くするものとして対比してニックネームのように使われています。
日常生活において動脈硬化性疾患を予防するために、“悪玉”なLDLコレステロールを減らし(過剰な肉や乳製品の摂取を控え、魚を多く摂る)、“善玉”なHDLコレステロールを増加させる(禁煙し、十分な運動を行い、肥満を解消する)ように努めてください。(出典CareNet)
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コレステロールは脂質の一つで、細胞膜やホルモンなどの原料となります。そもそもコレステロールという物質そのものには善悪はありませんが、一般的に、LDLコレステロール値が高い場合には心疾患による死亡や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患の発症が増加し(悪い)、逆にHDLコレステロール値が高い場合にその発症が減少する(善い)ことから、悪くするもの、善くするものとして対比してニックネームのように使われています。
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2024.12.11 脳卒中の重症度を高める3つのリスク因子とは?
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喫煙、高血圧、心房細動の3つのリスク因子は、脳卒中リスクだけでなく、脳卒中の重症度を高める可能性のあることが、新たな研究により明らかになった。ゴールウェイ大学(アイルランド)老年医学分野のCatriona Reddin氏らによるこの研究の詳細は、「Neurology」に11月13日掲載された。
Reddin氏は、「脳卒中は、障害や死にさえつながる可能性があるが、生活習慣の是正や薬物療法により改善できるリスク因子は数多くある。われわれの研究結果は、障害を伴う重度の脳卒中を予防するためには、さまざまな脳卒中のリスク因子の中でも特に、高血圧、心房細動、喫煙の管理が重要であることを強調するものだ」と述べている。(出典:Care Net)
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喫煙、高血圧、心房細動の3つのリスク因子は、脳卒中リスクだけでなく、脳卒中の重症度を高める可能性のあることが、新たな研究により明らかになった。ゴールウェイ大学(アイルランド)老年医学分野のCatriona Reddin氏らによるこの研究の詳細は、「Neurology」に11月13日掲載された。