スポーツ医学
人生100年といわれるこの時代に、ただ長生きするのではなく、健康にすごすために、運動、スポーツ、日常生活活動などの身体活動を増加させなければなりません。
われわれ、健康スポーツ医は、スポーツ医学の基礎知識を習得し、幼児期、学童期、中学、高校、大学、勤労世代、高齢者、また女性などライフステージ、対象別に関わっていく必要があります。
特に当院、院長は奈良市サッカー協会会長として、学童期のスポーツにかかわり、スポーツ障害、スポーツ事故の防止に努めています。また婦人科医として女性アスリートの月経不順、月経困難症、貧血症などの治療、ピルによる調整にも精通し、女性であることとスポーツの両立を手助けしています。
ヨガ
高齢になっても健康で過ごす時間をできるだけ長くするためには、その前から準備をしていかなければなりません。1日数分間だけでも、ヨガを生活に取り入れるだけで、ずっと若い体を維持するための最適のトレーニングになります。
ヨガというと手足がつりそうになるほど無理な体勢をとらされるものと思い込んでいる人が多いと思いますが、ヨガの基本は正しい呼吸と正しい姿勢を保つことです。
背筋を伸ばして座り、横隔膜を上下に動かし肋骨を開くような意識をもって深呼吸をするだけで基礎代謝がふえて、脂肪のつきにくい体、体脂肪を燃焼させやすい体を作ることができます。呼吸が深くなると呼吸器官の周りの筋肉がほぐれ、肩こりや首の痛みが軽減されます。
また、正しい姿勢で正しく立つことを意識するだけで、体幹が鍛えられます。股関節を軟らかくし、背中とお腹を締めて正しく立とつと、体幹や骨盤底筋群が引き締まり、ポッコリ下腹や尿漏れが解消されます。
当院看護師はヨガインストラクターの資格を持っていますので、患者さん一人一人が自宅で続けることが出来るヨガ運動をアドバイスすることが出来ます。
奈良市サッカー協会での講演
小学生がスポーツをする上で、「けがはつきもの」とも考えがちですが、けがの種類、場所によっては将来的に大きなダメージを残す場合もあります。近隣の「まえだ整形外科」院長 前田学先生にご協力をいただいて、小学生サッカー選手、ご両親、指導者の皆様にスポーツ予防医学を広めていきたいと考えています。
1・足首の関節の捻挫
成長期である小学生は、身体的には未熟で怪我をしやすいと考えてください。 傷害を減らすために、痛みを訴えるときに無理をさせず数日痛みがひくまで休ませる勇気を持つことが必要です。
2・腰痛
小学生のスポーツと軽視しないで、必ず、練習前のウォーミングアップ、運動後のクールダウン、自宅でのストレッチを行って、けがを予防しましょう。